9月1日、東京赤坂にて博報堂のサマークラスが開催されました。今年のクラスのテーマは「わたしらしさ」。まず初めに、博報堂の実際の仕事にも用いられている「リボン思考」という考え方を教えていただきました。その手法を用いながら「わたしらしさの種」を見つけ、グループの中で自分自身の人生のエピソードを語り合います。学生たちは、初対面のメンバーに自分について語ることに戸惑いを見せながらも、一期一会の関係だからこそと腹を割って話していました。その後、各々のエピソードの背景にある価値観をまとめ、「自分らしさの木」を創っていき、それを見ながらメンバーのキャッチコピーを考えました。

次に学生を待ち構えていたのは、「自分自身をプレゼンする」という課題です。今までに経験のないプレゼンでしたが、「良いコンセプトは共有力・期待力・起点力の3つの力を持つ」と社員の方に教えていただき、苦戦しつつも堂々と発表をしていました。

授業後には何かを発見したような、凛々しい表情に変わっていた学生たち。今回の授業を通して、「私らしさ」というブランドを探りながら、ブランドデザインの考え方や広告業の仕事を知り、更に自分自身についても改めて考える機会となりました。
「大切なのは企業を知るだけでなく、本当の自分自身を知り、自分を肯定することです」。キャリア教育に関して、そのような思いを語って下さった博報堂の社員の方々の下で素晴らしい経験ができた1日となりました。