国連UNHCR協会 キャンパス
国連の難民支援のためのファンドレイジングを理解・体験する
2017/08/09
8月9日、国連UNHCR協会のサマークラスが実施されました。初めに難民の現状をビデオで視聴した後、具体的な活動についてのお話を伺いました。
「私たちの仕事は彼らの命と向き合うと共に、前向きに生きる希望を与えることです」。
食糧支援や予防接種、入国手続きなど、現地で行われている様々な援助活動を紹介しながら職員の方は語ります。「難民は支援に完全に依存している訳ではなく、自発的にたくましく生きている。」というお話や、もらった物資を闇市で売り、ミルクと交換する母親のエピソードなど、イメージと異なる難民の姿に多くの学生が驚かされました。

次に、活動資金を集めるファンドレイジングについて学びました。ワークショップのテーマである「道行く人に地道に声をかけ、協力をお願いする」というのも、その手法の一つです。声かけの体験の後には、「足を止めてもらうのは意外に至難の業だった」との声も聞かれました。

その後、「ファンドレイジングをする際、1分間でどのような思いを伝えるか」についてグループ考え、発表しました。「聞き入ってもらうことは難しい」という体験があったからこそ、人の心を動かす内容を考え、難民支援に対する熱い思いを発信することができました。
「実際に現地で仕事をすることで、日本のような守られた場所では得られない命の重さ、根源の生命力が分かる」、という交流会での職員の方の言葉が心に残ります。仕事のやりがいや誇りとは何か、自分が本当にしたいことは何か、学生にとって深く考えさせられる1日となりました。
参加者の感想

講演者の方が楽しそうに熱意を持って話してくれたのが印象的でした。仕事を楽しんでいるのだなということが伝わって来ました。

(東京大学2年)

子供たちに将来の希望や夢を与えたいという言葉が心に響きました。

(慶應義塾大学2年)

実践的に学び、体験談などを身近なアプローチで知ることができ、大変有意義な時間になりました。ありがとうございました。

(国際基督教大学2年)



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