東京都庁 キャンパス
「未来の東京」を創る
2021/08/10
8月10日に東京都庁のサマークラスがオンラインで開催されました。
1限目は、都庁の全体像と職員が普段どのような仕事をしているかについてお話を伺いました。都庁の予算は15兆円で国家予算の規模にあたるなど東京都の事業のスケールの大きさを感じました。また環境問題、国際政策、ICTなど、非常に幅広い仕事を担っていることを学ぶことができ、参加された学生にとっては多くの新しい発見と共に理解が深まりました。
2限目は、今回のワークショップテーマである「エシカル消費」の講義を受けました。エシカル消費とは、SGDsの目指す持続可能な社会の実現に向けた「人や社会、環境に配慮した消費行動」です。東京都の食料自給率は1 %で他の国や地域に依存をしています。その背景には気候変動や児童労働問題など様々な社会問題が関連していることを学びました。東京都で実際に行われている取り組みについて教えていただき、私たちも身近なことからエシカルな活動ができることが分かりました。学びが深まった上で、「東京都の職員だったら、より多くの都民にエシカル消費を普及啓発するために、どのような企画するか」という政策立案を体験しました。発表グループに対してフィードバックもいただき、実際の業務にも求められる政策を限られた時間でまとめ、発表をすることの難しさとやりがいを学ぶことができました。
3限目は、先輩職員の方々との座談会でした。様々なバックグラウンドを持った職員の方にご参加頂き、都職員になろうと思った理由から、今の仕事のやりがいなど、幅広いお話を伺う事ができ、お仕事に対して、職員の方一人ひとりが自分なりのやりがいを感じながらお仕事をされていることが分かる、とても刺激的な時間でした。
政策づくりにおいて、共感と納得を得られることが必要であることを実体験できる大変貴重な機会であり、参加された学生達の満足度も非常に高いプログラムとなりました。
参加者の感想

グループワークや、職員の方との座談会などを通して、都庁での仕事など職員の方の生の声や考え方を知ることができ、とても有意義な時間になりました。ありがとうございました。

(慶應義塾大学2年)

今回の講座を通して、何を課題とするのか、誰をターゲットにするかなどの企画立案のプロセスを学ぶことができ、とても良い経験になった。今まで知らなかったエシカル消費についても、この講座に参加するにあたって調べることができたため、世界の実情を知るとともに自分にできることを見つけられてとても良かった。

(立教大学2年)

東京都庁の仕事についてイメージがわかず、漠然としていたが、政策立案のワークショップを通じて、都庁職員の仕事を体験し、非常に興味を持つことができました。

(上智大学1年)



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