クリスチャン ディオール キャンパス
伝統と革新
2021/08/25
© Teresa Cioca
8月25日に、クリスチャン ディオールのサマークラスがオンラインで開催されました。

最初のオープニングスピーチではキャリア観を醸成するための学生時代の過ごし方について「決めつけてしまわずに視野を広げる」ことの大切さと、DIORクラスで華やかな世界とリテールビジネスの裏側を体感して欲しいとメッセージがありました。

1限目のレクチャーでは、「ブランドとは?」「ラグジュアリーブランド業界とは?」について講義をいただき、DIORのブランドの成り立ちやブランドとして大切にしている信念など、普段触れ合うことが少ないお話からは新しい発見が沢山ありました。

次に、DIORのビジネスを理解するためにリテールについて詳しく学んでいきます。リテールを考える上で大切な「KPI(Key Performance indicators)」は店舗のパフォーマンスを把握する重要な指標です。ディオールでは実際にどのような分析をしているのか、それをもとにグローバルチームでどのような会話で使われるのか、普段聞くことができない考え方を学びました。また、シニアストアマネージャーから店舗の特徴や組織について教えていただき、細部のこだわりがあるからこそファンを惹きつけるディオールブランドの世界観について理解を深めることが出来ました。

次に、異なる部署そして様々なストーリーでDIORに入社し活躍する4名の先輩社員の方からやりがいや大変なことなど幅広くお話を聞き、キャリアについて考えていきます。外資系企業ならではの本社との連携、店舗でのお客様とのエピソードなど、興味深い内容をお話いただく中で、理系出身や、国内金融機関からのキャリアのほか多様なストーリーをもつ社員の方々がそれぞれのライフスタイルを確立しつつ、誇りと情熱をもって仕事をしていることが伝わり、学生の皆さんも自身のキャリアを想像しながらお話を聞いている様子でした。

最後はグループに別れて「ブランド品のサブスクリプション」のテーマでディスカッションと発表をします。メリットデメリットなど皆で話し合う事で議論を深める事ができ、正解のない問いを仮説に基づいて考察することの大変さとビジネスや社会の変化を実際に体感することができました。フィードバックやコメントをいただき、実施に現場で働く社員の方が現状のビジネスにどのような見解を持たれているのか貴重な意見を頂くことができました。

様々な部署で働く社員の方1人1人が、ブランドを心から愛し、プライドを持って働いている様子を直に感じることができた、貴重な1日となりました!
参加者の感想

ファッション業界においてデザインやパターンなどの分野に関わることは多く、その分野への興味が先行していた私が、ここまでリテーリングの分野に興味を持つとは正直思いませんでした。とても貴重でとても重要な機会を頂けたことを嬉しく思います。

(早稲田大学2年生)

全体としてとても勉強になり、将来のキャリアややりたいことに関して考える良い機会になりました。特に転職やステップアップに関して、みなさんが前向きな姿勢で自分のやりたいことを突き詰めている姿勢に感動しました。

(大阪大学2年生)

4人の方の学生時代やキャリアスタート時の話などを聞いて、”無駄な経験はない”と 思った。大学で学んでいることが将来したいことと結びつく気がしなくて将来のビジョンが明確ではなかったが、自分の好きを大事にしていいのかもしれないと思えただけでも参加してよかったと思う。

(東北大学2年生)



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