クリスチャン ディオール キャンパス
伝統と革新
2022/08/30
© Teresa Cioca
8月30日に、クリスチャン ディオールのサマークラスがオンラインで開催されました。

オープニングは、クリスチャン ディオール日本法人代表の竹林様からラグジュアリーブランドにおけるリテールビジネスの特異性とその魅力について直接お話しいただける、学生にとってインパクトがあり、代表者と直接会話ができる貴重な機会からスタート。質問コーナーでは「SDGsへの長期的目標」や「顧客体験のマーケティング戦略」など、学生から飛び出した質問に「鋭い質問ですね」といったコメントも添えて丁寧にお答えいただけました。パートの最後には、キャリア観醸成のための学生時代の過ごし方について、ご自身の体験を交えたアドバイスもあり、多くの学生が目を輝かせながら集中してお話を聞く時間となりました。

続いて1限目では、「ブランドとは?」「ラグジュアリーブランド業界とは?」についての講義。ブランドの成り立ちや、ブランドとして大切にしている信念といった、ラグジュアリーブランドビジネスにおける根幹についてお聞きしました。講師のお話に加え貴重な映像も通じて、どのような想いを背景に自分たちの目の前にブランドが届いているのか、歴史とともに新しい発見が多く得られました。

2限目では、クリスチャン ディオールのビジネスを理解する「リテールビジネスについて」詳しく学びました。リテールを考える上で大切な「KPI(Key Performance indicators)」は店舗のパフォーマンスや現場を把握する重要な指標。その指標を元に、実際の分析例や、グローバルチームでどのような会話がされるのか、これから社会に出るにあたって非常に重要な数字の扱いや考え方を学びました。リテールビジネスにおいて大切な店舗の特徴や組織体制についても教えていただき、その熱意溢れるお話から「細部のこだわりがあるからこそ、ファンを惹きつけるブランドの世界観形成が実現するのだ」と知ることができました。

3限目は、異なる部署そして様々なストーリーでクリスチャン ディオールに入社し活躍する5名の社員によるパネルディスカッション。入社のきっかけや仕事のやりがいなど幅広くお話を伺う時間でした。5名の異なるキャリアステップを伺いイメージを膨らませる機会となり、それぞれが「ライフスタイルを確立すること」、「誇りと情熱をもって仕事すること」の大切さを学びました。

最後はグループに分かれて「あなたがDIORの店長になったらどんな店舗にしたいか」のテーマでディスカッションと発表を実施。ここまでの講義を生かすことで、グループ内で議論を深めていきました。大事なことは「正解のない問いを仮説に基づいて考察すること」の、その大変さと同時に面白さに気づくこと。現場で働く社員の方から貴重なフィードバックを通じ、ビジネスや社会の変化を体感することができました。
様々な部署で働く社員の方1人1人が、ブランドを心から愛し、プライドを持って働いている様子からラグジュラリーブランドのリテールビジネスを直に感じることができた貴重な1日となりました!
参加者の感想

代表取締役社長のお話を伺える機会はめったにないものだと思いますし、学生のうちにやっておくべきことなどを聞けて非常に勉強になりました。目標設定の仕方といったことも今後の学習・キャリアにも生かされる部分であったと感じます。

(一橋大学1年生)

ラグジュアリーブランドについて今まで知らなかった一面を知ることができてよかったです。

(京都大学1年生)

普段絶対に出会うことのない同年代のさまざまな地域に住む人たちと話し、意見の交換ができる場を持ててよかったです。今日の学びを今後の学生生活、今後のキャリア設計に活かしていきたいです。本当にありがとうございました!

(津田塾大学2年生)



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