財務省 キャンパス
日本と世界の明日を創る
2022/08/16
8月16日、財務省のキャリア大学がオンラインで行われました。
最初に、財務省の仕事内容や入省後のキャリアパスについての説明がありました。
財務省では、「財政政策」「マーケット関連政策」「国際関連政策」という大きく3つに分かれる政策分野において、各省庁や市場、来年日本が議長国となるG7や発展途上国など、様々な組織・国をカウンターパートとして仕事をしていることが理解できました。このように、日本や世界の全体像を知り、政策を検討、実行していく「国造り」のダイナミックな仕事内容に、学生たちは魅了されていました。
また、財務省本省総合職のキャリアパスの中で多くの職員の方が経験する、海外大学への留学のお話などを通じ、財務省におけるキャリア形成についてもイメージが膨らみました。

続いて、「2050年カーボン・ニュートラルに向けた政策税制」というテーマでワークショップが実施されました。このワークショップでは、国のあり方や国民に大きな影響を与える「税制」について理解を深めた後、脱炭素社会の実現を目指す日本において、クリーンエネルギーを大胆に導入するための政策を検討しました。初めは、どの班も資料読みや条件設定に苦戦していましたが、前提条件の精査や現状分析を行い、企業や家庭など国民全体を細分化してそれぞれの状況に合わせた政策を検討する中で、次第に柔軟なアイディアが生まれていました。班内での議論の後には班ごとに施策案を発表し、それぞれの案に対して職員の方から丁寧なフィードバックをいただきました。
今回のテーマは私たちの生活に直結したものであったため、どのように政策が決まり、私たちの生活に届いているかを体験できる、貴重な機会となりました。政策を実現するためには様々な角度から物事を考える必要があることが分かり、その難しさと責任の重さと同時に、やりがいも感じられました。

仕事内容やキャリアパスについての説明、そしてワークショップを通じ、財務省職員として働くイメージを得られ、学生たちにとって有意義な一日となりました。
参加者の感想

公務員を目指したきっかけなど、現在活躍されている方がどのような思いを持って進路を決められたのかについて貴重な話が聞けてよかったです。

(京都大学2年)

公務員は向いていない気がするとずっと考えていたが、改めてしっかりこのようなクラスに参加させていただけたからこそ自分のキャリアについて、また、自分がどう生きたいかについて考えることが出来た。

(青山学院大学2年)

税は生きていく上で必ずかかわることであるので、それについての第一人者である財務省の方に現場のお話を聞けて、今まで以上に関心が深まった。ワークショップも普段は関わることができない同年代の方との共同作業ができ、刺激がもらえた。また、機会があったら参加させていただきたい。

(東北大学1年)



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