財務省 キャンパス
日本と世界の明日を創る
2023/08/18
8月18日、財務省のキャリア大学がオンラインで行われました。

はじめに、日本の財政の仕組みについて学びました。予算編成の進め方や一般会計歳出と歳入、税収、国債の状況などについて説明があり、現在の日本が置かれている状況を具体的にイメージすることができました。中でも「財政の問題意識についていかに健全な形にしていくかが財務省の仕事」という言葉が強く印象に残りました。

続いて、「教育費の負担軽減」をテーマとした政策立案ワークショップが実施されました。このワークショップでは、少子化に対する対策として挙げられる「大学の教育費負担の軽減」についての効果の是非を検討し、その後具体的な政策をグループごとに立案しました。ワーク開始当初は配布資料の理解に苦戦しましたが、幅広く情報収集を行い、少子化という問題を多面的に分析していくなかで、徐々に柔軟な発想が生まれていきました。最終的にはグループによって大きく意見が分かれましたが、それぞれのグループが結論に至った背景と具体的な施策を発表し、職員の方から丁寧なフィードバックをいただきました。政策の検討・実行において、あらゆる角度から問題点を考える必要があること、また様々なステークホルダーの理解を得ながら進める必要があることがわかり、その難しさと責任の重さを体験することができました。

半日を通して、普段ではなかなか知ることのできなかった財務省の仕事内容、そして日本の将来を考える貴重な経験を得ることができました。
参加者の感想

今回の講座を通して、財務省は学びの機会が多い職場だと感じ、さらに志望意識が高まりました。財務局や国税局での経験や経済学の分析論文など、同じ財務省内でも様々な経験を積める点が特に魅力的でした。

(上智大学2年)

省庁の方と関わる機会や開催するイベントに参加する機会があまり無かったため、新鮮で面白かった。学生にも取り組みやすい範囲内でのワークショップで、想像しやすく且つ現在の社会問題に実際に関わることの出来るものであり、社会の問題、ではなく自分の問題として真剣に考えることが出来た。

(青山学院大学2年)

省庁における仕事の責任の重さについて知ることができました。一つの業務においても国⺠の生活が懸かっていることは⺠間では味わい難いことだと思うので、達成感もその分あると思いました。ありがとうございました。

(同志社大学1年)



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