8月29日、オンラインにて外務省のサマークラスが開催されました。

はじめに、担当者の方から外務省の組織とミッション、外務本省と在外公館の関係性や、外務省のキャリアパスについて説明がありました。安全保障、経済、広報文化等、外務省の幅広い業務について、外交の前線での実体験も交えてお話しいただき、リアルで深い学びを得ることができました。

その後担当者の方とのQ&Aでは、学生時代の経験や外務省を志した理由、現在の業務、入省前とのギャップ、これから取り組んでみたいことなどを本音で語っていただきました。多様なバックグラウンドを持った職員の皆さんが、各々の考えを大切にしてやりがいを感じながら毎日仕事をしている様子が伺え、学生にとって今後のキャリア選択のさまざまなヒントが得られる時間でした。

次に、数名のグループに分かれて政策シミュレーションを行いました。各グループがそれぞれ駐在国を自由に選び、その国の日本大使館職員として二国間関係を強化するための方針策定、そして現地メディアを通じていかに発信できるかを議論しました。そして、学生が大使に扮し、検討内容を模擬インタビュー形式で発表。両国の現状を正確に捉え、相手国の優先課題や世論を把握し、そしてより広い国際社会において二国間関係を位置づけること等、外交方針の策定において欠かせない諸要素について学びました。

具体的な仕事内容をリアルな体験談や政策シミュレーションを通して知ることができ、学生にとってキャリアの選択肢の幅が広がる貴重な時間となりました。