最高裁判所 キャンパス
新しい司法の未来へ
2022/08/29
8月29日、最高裁判所のサマークラスがオンラインで開催されました。

1限目は、オリエンテーションとしてクイズを通して最高裁判所の基礎知識について理解を深めました。裁判所は全国に1000近くあり、裁判官以外の職員の方々も多く働いている場所であることを学びました。

2限目は、裁判所で働く様々な職員の方々の仕事について丁寧に説明をいただきました。裁判所を支える裁判所職員の方からそれぞれの仕事の魅力についてお話をいただき、これから体験するワークに向けてイメージを膨らませました。その後、裁判所内部の役割がどのように分担されているのか、部門ごとの紹介がありました。各部門の連携によってはじめて裁判事務が円滑に処理されていることがわかりました。

3限目は、書記官体験として、調書の作成を体験しました。模擬裁判の様子を動画で見ながら裁判の流れや書記官の業務を学ぶことができました。普段関わることが少ない司法の仕事に触れ、新しい世界を知る機会となりました。

4限目は、家庭裁判所調査官の職務内容についてお話しいただいた後、その仕事の一部を体験しました。体験ワークでは、少年事件の模擬事例を元に表面的な出来事だけではなく背景に至るまで深く考えました。グループでディスカッションをすることで、1人では思い浮かばない観点からも考えることができ、裁判所ではチームワークが求められる仕事であることを実感することができました。

最後の座談会では、この日で学んだことの振り返りや、職員の方が今の仕事を選んだ理由ややりがいなどについて幅広く質問をさせていただき、充実した時間を過ごすことができました。普段聞くことができないようなお話を聞くことができ、それぞれの進路を真剣に考えるきっかけになりました。
学生にとって、1日を通じて司法の未来や自身の将来について考える貴重な経験を得たクラスとなりました。
参加者の感想

裁判所は普段行く機会もなく身近に感じられなかったのですが、お話をお聞きしている中で裁判所の方がみなさん仕事にやりがいをもっていることが伝わってきて、魅力もたくさん知れたので良かったです。

(立教大学2年)

今日サマークラスに参加できたことで今まで知らなかった仕事について知ることができ、可能性が広がりました。来年度も参加出来たら嬉しく思います。

(広島大学1年)

これまで身近ではなかった裁判所での仕事を具体的に知り、また体験することができ、裁判所が将来の選択肢の一つとなりました。ありがとうございました。

(早稲田大学2年)



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