新聞、雑誌、ポスター、カタログ……身の周りにはたくさんの印刷物があります。しかし「印刷会社」の仕事がどのようなものか、皆さんはイメージできますか?
凸版印刷は印刷技術を核としながら、企業や官公庁、自治体など多様なクライアントに対し課題解決のソリューションを提供する企業です。そのアプローチは「印刷」の枠を超え、イベント・キャンペーンの企画、スペースデザイン、デジタルマーケティングなど多岐にわたります。
今回は、トッパンのビジネスを体感できるショールームにお邪魔し、人事担当者に突撃取材を行いました!
消費者が商品を購入する際は、パッケージやPOPなど、店頭で目に入ってくる情報が大きく影響を与えます。トッパンは社内にマーケティング機能があり、世の中のトレンドや消費者の志向性をリアルタイムでとらえながら、より効果的な訴求方法を考え、クライアントに提案しています。
たとえばカップアイスの事例。季節感を演出するために、フタのデザインを複数パターン用意して、どれが最も買いたくなるかモニター調査を行うこともあるそうです。(中には、商品の味に関するヒアリングを実施することも!)私達が普段手にしている商品の裏側には様々な人の活躍が隠れているのですね。
トッパンは、印刷テクノロジーで培った高精細・大容量のデジタル画像処理技術やカラーマネジメント技術、立体形状計測を核に、世界各地の貴重な文化財や遺跡等の高精細デジタルアーカイブに取り組んでいます。写実性にこだわっており、鑑賞者は圧倒的な臨場感と没入感を感じることができます。最近ではこの技術を活用して、地域の魅力を国内外に発信する観光支援も行っているそうです。
調光フィルムとは、電気のON/OFFで「透明」と「不透明」を瞬時に切り替え可能な機能性フィルムです。トッパンの調光フィルム「LC MAGIC」は、世界最高レベルの透明性や遮蔽性を持ち、また映像投影スクリーンとしての機能なども有しています。住宅やオフィス、商業施設などの建築関連、また自動車や航空機など、幅広い分野での採用が期待されています。
実際の事業について自分の目で直接見ると全然違っていてワクワクした。印刷以外の事業の幅広さももちろん、紙媒体の良さも知ることができました。
慶應義塾大学2年 S.Kさん
多岐に渡る事業を展開しつつも、原点である「印刷」に対してこだわりや誇りをもっているのが印象的だった。
創業以来、印刷の仕事を通じて得てきた信頼関係を大切にしている点にトッパンらしさを感じた。
慶應義塾大学3年 M.Hさん
メーカーの会社のことについて初めて知る機会だった。メーカーは興味がないと思っていたが、様々な事業領域について知ることができ意外と自分が興味ある分野だなと実感できた。パンフレットに「可能性を絞るには早すぎる」という言葉があるが、まさにそうだと実感。可能性を絞るのが早すぎたと痛感しました。
東京大学3年 Y.K