日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアム キャンパス
海とエネルギーに向き合う仕事
2022/03/03
3月3日、日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムのウィンタークラスがオンラインで開催されました。

1限目では、日本財団オーシャンイノベーションコンソーシアムの仕事内容をご説明いただきました。IT産業と同じくらい成長率が高いとされ、世界から注目を集めている海洋開発の全体像をグローバル視点で分かりやすく説明して頂きました。具体的には石油・天然ガスが世界でどう輸出入されているのか、そしてクリーンエネルギー化が加速する時代の中で大きく成長している海洋開発の未来動向について学びました。

2限目では海洋の業界を代表する企業社員の方々から、企業によって具体的にどんな業務を行っているか、解説動画も交えながら教えて頂きました。船を造る企業もあれば、運ぶ会社もある。一貫してどの企業も年々新しい取り組みを増やしていることも具体例を交えてお話をいただきました。特に「モノ」を運ぶだけでなく、「エネルギーを作りながら」運ぶという新しい観点に興味を持った学生が多い印象でした。

3限目はクリーンエネルギー化、特に洋上風力に関してレクチャー頂きました。世界のエネルギー産業における日本の強みを活かし、実際にどんな取り組みをしているのかという全体像と具体例の両方を、現場で深く携わっている社員の方からお伺いする機会となり、参加学生からは「この業界に全く馴染みがなかったけれどイメージがついた」と感想が出るなど、有意義な時間となりました。

4限目では座談会を実施。現場の若手社員の方だけでなく、海洋開発に長年携わっている方にもご参加いただき、多くの視点から貴重なお話を伺うことができました。「海外と関わる仕事のダイナミズムややりがい」「研究・工学など理系職ではない、海洋開発に関われる仕事内容」など、実際に現場にいる方だからこそのお話や、「なぜ海洋に関わる仕事に興味を持ったのか」「キャリアを考える上で学生生活にしておくべきこと」など社会人としてのキャリアのアドバイスもいただきました。

「海×エネルギー」という、普段目に見えた関わりは少ないけれども生活する上で必要不可欠であるという特殊な業界の仕組みや具体例について学んだことによって視野が広がり、新しいキャリアの選択が広がった貴重な1日になりました。
参加者の感想

海運業界で働く醍醐味として「海外と日本を繋ぐ仕事なので、日本で働いていても海外のカルチャーに触れられる。日本の常識は世界の非常識だと思える」といった点など学ぶことが多く、今後の大学生活の過ごし方が変わりそうと感じました。貴重な機会をありがとうございました。

(三重大学2年)

これまでは会計・銀行業界しか見ていなかったので海運業に関心が無かったのですが、聞いていて非常に興味深く、携わりたいと思いました。インターンシップがあるなら是非参加したいです。

(上智大学1年)

業界や企業についてはもちろん、社員の方の価値観や働き方について聞くことができ、自分自身のキャリアや就職活動について考えを深める機会になりました。

(東北大学1年)



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